JOAナヴィゲーションスキル検定・認定ナヴィゲーションインストラクター


公益社団法人日本オリエンテーリング協会
ナヴィゲーションスキル検定・認定ナヴィゲーションインストラクター

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ナヴィゲーション・スタンダード

以下の3段階で講習及び検定を実施することで、道迷いを防ぐナヴィゲーションスキルを無理なく習得する仕組みです。

ブロンズレベル

地図に描かれた登山道を、道標がなくてもおおむね不安なくたどることができるレベルです。山のグレーディングで難易度Bレベル対応したナヴィゲーションスキルです。
  1. 地形図の最低限の約束事の理解
  2. 大きな地形や方向感覚でルートを維持できる
  3. 道の形や建物などの人工的な特徴物が地図と現地で分かり、それにより現在地の把握をすること
を学びます。
検定はなく、時講習受講後に申請により認定されます。

シルバーレベル

分岐点の現在地把握が難しいため、道の選択に迷う、道自体をたどることが時に難しい場所(岩場、渡渉、雪渓等)があるルートで、適切な判断ができるレベルです。山のグレーディングで難易度Cレベルに対応したナヴィゲーションスキルです。
  1. 細かい地形の確認
  2. 地形とコンパスを活用した方向確認ができる
  3. 細かな地形上の特徴を利用した現在地の把握をすること

を学びます。
講習後、検定で合格し、申請により認定されます。

ゴールドレベル

地図に道が描かれていないルートで適切な判断ができるレベルです。山のグレーディングで難易度Dレベルに対応したナヴィゲーションスキルです。

  1. 細かな地形の特徴やコンパスワークをルートファインディングに活用できる
  2. 間違えを地図から想定したり、対応を考えることができる
  3. 現在地把握における履歴の活用、複数の可能性を考慮しながらのナヴィゲーション

などの高度な対応を学びます。
講習後、検定で合格し、申請により認定されます。

山のグレーディングとナヴィゲーション・スタンダードを結びつけることにより、自分の力量にあった山登りができます。

山のグレードBCDE
登山道の状況(主にナヴィゲーションに関するものを抜粋) ◇沢、崖、場所により雪渓など通過
◇急な登下降がある
◇道がわかりにくい所がある
◇ハシゴ・くさり場、また場所により雪渓や渡渉箇所がある
◇案内方式が不十分な箇所も含まれる
◇厳しいいわばや不安定なガレ場、ハシゴ、くさり場、藪漕ぎを必要とする箇所、場所により雪渓や渡渉箇所がある
◇案内標識などの人工的な補助は限定的
◇緊張を強いられる厳しい岩稜の登下降が続く
◇深い藪漕ぎを必要とする箇所が連続する場合がある
登山者に求められる技術(グレーディングより抜粋) ◆登山経験が必要
◆地図読み能力があることが望ましい
◆地図読み能力が必要
◆地図読み能力が必要
◆ルートファインディングの技術が必要
◆地図読み能力が必要
◆ルートファインディングの技術、高度な判断力が必要
そのための必要なスキル ◎記号、縮尺、地図上の方角、磁北、等高線の考え方
◎等高線から大きな地形を読み取る
◎現地で大きな地形がわかる
◎特徴物を使って整置する
◎地図を適切に持つ
◎磁石を使って方角を確認する
◎記号を十全に理解(実物のイメージ、風景から対応する記号を読み取れる
◎細かい地形や傾斜、斜面の方向(※)が読み取れる
◎高低差や地形の大きさの把握
◎距離を把握する
◎コンパスを使った整置ができる
◎論理的に考えることができる
◎地形の単純化・拡大化
◎移動履歴の活用
◎クロスベアリング、バックベアリング
◎歩測などによる距離の把握
◎風景からスカイラインを利用して地形を判断する
全てのスキルを方略的に利用することができる
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