2009年世界選手権大会 日本代表選手の選考について
WOC 2009(ハンガリー)の日本代表選手を以下のとおり決定しましたのでお知らせします。
男子:加藤弘之、紺野俊介、西尾信寛、松澤俊行、藤沼崇
女子:番場洋子、皆川美紀子、加納尚子、朴峠周子、渡辺円香、関谷麻里絵
以上
選考経過および選考理由
1.過日行われた選考会により、下記の選手を選考基準※により代表選手に決定
<男子>
加藤弘之(ロング、スプリント選考会1位)
紺野俊介(ミドル選考会1位)
西尾信寛(ミドル選考会2位かつ選考基準クリア)
<女子>
番場洋子(ロング、ミドル選考会1位)
皆川美紀子(スプリント選考会1位)
加納尚子(スプリント選考会1位)
※選考基準は、http://www.orienteering.or.jp/NT/2009/01/sel_woc-wg.php
(選考基準に対する補足)
日本チームにとって世界選手権の予選通過は大きな目標である。国内選考会1位が、必ずしも予選を通過できるわけではないが、選考会2位に対しては107%ルールを定め、高いレベルで挑戦する意識を選手に求めた。
2.推薦理由
(1)選考会の結果において、決勝進出の可能性が高いと判断された選手
松澤俊行、朴峠周子、
(補足)選考レースにおいて選考基準は満たさなかったものの、高い可能性(中間計時・区間計時等でトップ選手に匹敵する結果)を随所に見せた選手を、決勝進出の可能性が高いと判断して選考した。
(2)大会日程・種目特性を勘案、チーム全体としてリレー種目への取組を考えて選考された選手
渡辺円香
(補足)リレー種目に対し安定したチームを送り出すことを念頭に、当初示した選考基準でも、4名以上の選手を選考することを明記した。今回大会日程上、スプリント予選決勝の翌日にリレー種目が開催されること、2.(1)までの選考で、女子4名のうち、2名がスプリント種目からの選考となっており、種目の特殊性も勘案した。
選考会全般において、安定した成績を残したことを評価し選考した。
(3)下記要件に1つ以上該当し、今後の日本チームに資すると判断された選手
藤沼崇、関谷麻里絵
- WOCを一度も経験していない選手
- 選考会において、上記(1)に準じた成績を部分的にも発揮した選手
- 環境の変化の中で、WOC参加経験が今後の刺激となることが期待される選手
- 強化選手の指定を受け、継続的にWOC参加に向け、取り組んできた選手
(補足)2.(2)までの選考で、国別参加人数(男女各7名)に満たない中、今後の日本チームに資すると判断された選手を選考した。
結果としては、選考基準・推薦理由2.(1)までの成績は残せなかったが、高い可能性(中間計時・区間計時等でトップ選手に匹敵する結果)を部分的に見せた選手として藤沼選手を選考した。
国内選考会は日程上4-5月に行われることが多いが、この時期、日本は、個人の社会的な環境が大きく変化することが多い(社会人1年目等)。その中で選考会に参加し、相応しい結果を残した選手として、関谷選手を選考した。
WOC未経験者にとって、WOCに参加し経験することは、内外トップ選手から刺激を受け、今後挑戦する目標を、より明確なものとすることができる。このため、今後に期待し選考した。