WOC便り13
リレーが終わりました。
期待されて見た方大変申し訳ありませんでした。
男女ともスタートナンバーを下げる結果となったことは残念です。
ただ、ヘッドコーチとしては残念だけれどもそれほどショックではありません。
男子に関しては一番現地対応していた柳下があの結果ですから受け入れるほかはありません。タイムからして目標値である27-も妥当だったでしょう。小泉、松澤も良く走りましたが、それでもキロ9分は切れず、日本の勢子辻でもキロ9分をコンスタントに切る実力をつけなければその上にはいけないことも明確です。
女子に関しては、はっきりいって期待をもってリレーに送り出せるレベルではありすません。リレーを走るためには3人のミドルランナーが必要ですが、日本にはその人材が少ないからです。
人材を作るためには早期からちゃんとしたオリエンテーリングを教える必要があります。コンパスをふってだいたいまっすぐ行けばいいのではなく、目先の(日本での)勝負にこだわることなく、コンパスで進むならきっちり当てる、そうでないならちゃんとチェックポイントをつなぐという手続きを練習する努力が必要です。
今回参加した選手はその重要性がいやというほどわかったと思いますが、オリエンテーリングを始めた人たちにもしっかりそれを教えることが重要だと思います。
さて、私事ですが、この7月をもって職を辞し、この1年はオリエンテーリング強化に専念するつもりです。私の考えに賛同していただけるかたがあればどこにでもいって教えることは可能です。但し、収入がまったくないので、(ナショナルチームのヘッドコーチといってもそれにお金が出るわけではありません)最低でも必要経費は出していただくことになります。これらの考えは若手だけではなく、それを指導する方々にも必要なことですので(当然うまくなります)、地域クラブの活動などにも呼んでいただければと思います。
良い地図が増えることは強化にも重要ですので、調査の話があればそれにも対応します。
ただ春からはトレーニングプログラムを再開しますので、時間がとれなくなります。
問い合わせはyoshitutgmail.comまでお願いします。
これまでの日本チームへの応援ありがとうございました。こちらでおせわになったみなさま、ちゃんとお礼ができなくてもうしわけありあせんでした。
これからも日本チームへのサポートをどうぞ宜しくお願いいたします。