7月1日 WOC2014の紹介
ゼネラルマネージャの鹿島田です。
WOC2014の選手が現地入りし、いよいよトレーニングも開始しました。
ここでは、WOC2014について、少し説明したいと思います。
ヨーロッパの中堅国として古くから世界選手権にも参加しているイタリアですが、実は今回が初のWOC開催となります。開催地は北部のトレント(Trento)及びヴェニス(Venezia)。特に水の都として世界的に有名な観光地であるヴェネチアですが、今回は街の中心部でスプリント競技が開催されるのが目玉となっています。
フォレスト系種目が開催されるトレント周辺は、アルプス南麓の比較的山岳系のテレインが舞台となります。ロング男子では17km弱でアップ800mと、日本のテレインとそれほど変わらない傾斜のテレインが想定されます。それ以外の種目でもアップ率は概ね5%となっているのが特徴です。
さて、今回のWOCで一番注目すべきは、種目が大きく従来から変わったことです。
この点は、強化委員会のページで詳しく説明していますので、興味ある方は過去の記事ご覧下さい。
以下も参照
wocの新フォーマットについて
非常に簡単にいえば、
・スプリントリレー(男女2名混合)が創設されたこと。
・ミドル、ロングの予選が廃止され、決勝のみとなったこと。
・それに伴い、決勝を走れる人数を決める3つグループ(ディビジョン)が創設されたこと。
以上の3点になります。
日本選手の決勝が必ず観戦できるようになったことは大きな利点の一つですが、その他に、WOCやAsOCの結果が次回以降のWOCロング、ミドルの出場枠(出走者数)につながるようになりました。日本はまだ男女1名づつですが、2名以上に増やすためのチームとしての目標が明確になり、より重要になったこと、などが上げられます。
これらは、総じて日本チームにも観戦するオリエンティアにもより良い方向に変わったルールだと考えています。
なお、今回のWOCには世界40カ国が参加。新種目には36チームがエントリーしています。(ブリテン3の段階の情報)
次の記事では、各種目に出場する各選手の紹介を簡単に行う予定です。