用語解説
- クラス
- 性別・年齢・経験(難易)度によって分けられた区分。初心者から経験豊富な方、小学生からお年寄りまで、参加者が自分に合ったコースを選んで楽しんでいただけるのがオリエンテーリングの特徴です。クラスの表記は以下のようになっています。
例)M21E W35A MB
- 〇 最初のMは男性・Wは女性をあらわします。
- 〇 数字は年齢を表します。21以上の数字はその年齢以上の人が参加可能、20以下の場合はその年齢以下の人が参加できます。数字が無い場合は年齢による制限はありません。
- 〇 末尾のアルファベットは経験(難易)度を表しています。
E=エリートクラス(最高難易度)高度なナヴィゲーション能力が要求されます。
参加するには大会での実績が必要です。
A=経験豊富な人のためのクラス。道から外れて地形を読むことが要求されます。
B=ある程度経験がある人のクラス。道から少し外れたところにコントロールがあります。
N=初心者のためのクラス。道を確実にたどれば回ってこられます。 - 〇 コースの長短によってL=長いS=短いがつくこともあります。
それぞれのクラスは競技規則によって優勝設定時間が決まっています。ロングディスタンス競技の場合、最も長いM21Eクラスで90分程度、その他のクラスは年齢・経験に応じて80~40分の間で設定されます。
大会に参加するときは、ご自身にあったクラスを選択してエントリーしてください。
オリエンテーリングの競技を行う山野や公園等をテレイン(terrain)と呼びます。テレインは英語で地域や地形を意味する言葉です。
オリエンテーリングは現地の状況や地形を把握することで有利になる競技です。大会を行う際には、競技範囲を立入禁止にしたり、要項やプログラムにテレインの情報を記載して、参加者が公平な立場で競えるように工夫しています。
オリエンテーリング競技専用に作られた地図をOマップといいます。ベースになる緑・青・黄で塗り分けられた地図は、GPSも駆使した現地調査に基づいて作られ、小さな岩や土崖まで正確に写し取ったものです。ロング・ミドルでは1万5千分の1・1万分の1、スプリントでは5千分の1・4千分の1の縮尺の地図が主に用いられます。
大会の競技用地図は、公平を期すためにスタートと同時に参加者に渡されます。