小野清子元会長ご逝去
小野清子元会長の突然の訃報に接し、本協会関係者一同悲しみを深くしております。
小野清子元会長は、本協会の設立後11年となる平成13~17年の5年間に渡り、本協会の会長をお務めいただきました。小野元会長の業績について改めてここで紹介するまでもありませんが、1964年東京五輪の体操女子団体の銅メダリストであり、日本の民間スポーツクラブの第一号となる「池上スポーツ普及クラブ」の創設者であり、参議院議員/国家公安委員長などの重職を歴任されました。
本協会の会長任期中には、本協会の日本体育協会への加盟にも尽力され、その後オリエンテーリングが競技スポーツとして発展する礎を作っていただきました。また、2005年に世界選手権を日本で開催した時にも、トップアスリートとしての経歴に基づくアドバイスや強化体制の構築にも力を尽くしていただくとともに、当時原宿にあった岸記念体育会館の地階にある当協会の事務局にも何度も脚を運んでくださり、事務局員にも親しくお声かけいただきました。
現在、オリエンテーリングも他のスポーツ同様活動、新型コロナ対策により活動機会を大きく制限されています。このような事態の中で、骨折での入院中に新型コロナウイルスに感染して、ご逝去されたことは、悲しみの極みです。小野元会長のご冥福をお祈りするとともに、新型コロナ禍に負けずに今後のオリエンテーリングの普及・発展を御霊前にお捧げできるよう尽力する次第です。