リレー終了
吉田です。
リレーが終了しました。レンタカーを返さなければいけなかったので、寺垣内のゴールを見届けたあと表彰式前に先に戻ってきました。
結果から言うと今回もリレーをさせてもらえませんでした。リレーは第1走者からどれだけ集団で走れるかが結果に大きく影響を及ぼします。
ブラジルなどその良い例だし、フィンランドなどは悪い例でしょう。それは国のレベルにかかわらず、同じような実力を持った国の間ではあることです。
寺垣内のタイムはいいタイムだと思いますが、リレーをしたわけではありません。他の選手も個人ならあのタイムは出せるはずです。リレーという特殊状況では一人で出すタイムよりも速いタイムを出すことができるということもありますが、逆に自分の力が出せなくなることもあります。今回の日本の場合は後者になってしまいました。小泉は正しいコントロールにいっているにもかかわらず、番号を読み間違えて再度同じコントロールにアタックしてしまったようです。うそのような話ですが私も経験があります。ひとことで言ってしまえば場数を踏めていないとうことです。
日本でもある程度個人の実力を上げていくことはできますが、実際に中堅国と競い合おうとすると、どうしても自分より速いペースでレースをする経験が多く必要となります。しかし、日本のトップエリートにとって日本にいてはこの経験ができません。基礎的な実力をつけた上で、自分よりはやい選手と走る機会を求めていく必要があります。海外に長期滞在して練習するもっとも重要な意味はそこにあると思います。海外にいっても常に自分ひとりでレースをしているのでは時間とお金の無駄です。海外でレースをする際もマススタートやリレーの機会を選んでいく必要があるでしょう。女子については日本でも男子リレーの1走を走るというチャンス(男子コースを走るのではだめで、一緒に走ることに意味があります)はあります。テニスの強化でも男子選手と一緒に練習することで女子のレベルが上がった時代があるときいたことがあります。
できることは日本で、できない部分を海外で。効率的な強化活動が必要です。
これから、リレーチームの反省会をやって一区切りつけてからバンケットにいってきます。バンケットは大いに楽しんで、また次の努力を続けてもらいましょう。
明日、まとめの投稿をして、このブログを閉めたいと思います。