テクニカルモデルとスタート前の選手の動き

テクニカルモデルの写真です。このモデルに参加することで、選手はスタート前の状況を確認できるわけです。

 

選手とオフィシャルは、スタート前に隔離ゾーンに集合します。競技の経過が選手にわからないようにする処置です。この中では携帯電話などのコミュニケーションツールの使用は禁止されます。隔離ゾーンには屋根、トイレ、飲料水などが用意されます。大会会場の体育館をイメージするといいでしょう。今回ロングとミドルではさらにここからバスで第2隔離ゾーンに移動します。第2隔離ゾーンにいけるのは競技に参加する選手とオフィシャルのみです。

 

ここでもテント、飲料水、トイレが用意され、ウオーミングアップ用の地図の使用ができます。スタート?分前になるとプレスタートに呼び出されます。選手はここから走って移動しスタート枠に入ります。オフィシャルともここでお別れです。ここからは一人でレース準備をすることになります。4分前枠で決勝ではGPSハーネスをつけます。予選では3組同時スタートですので、3分前に指定された枠に入ります。同時スタートする選手は別コースですが、同じ枠の前の選手が同じコースとも限りません。追従を避けるための措置です。2分前にコントロールディスクリプションを受け取ります。

 スタートは予選ではチャイマーの音とともに役員が肩に置いた手を離してスタートになります。決勝ではスタート時間の前後数秒のうちに好きなところでゲートを開いてスタートします。

 皆さんも選手と一緒にスタート枠に立ったつもりで、本日からのレースを応援いていただければと思います。